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元カメヲタが久々のカメラでSONY αではなくNIKON Zf を選んだ理由

こんにちは、canalbirdです。

東京湾岸からモノやコトの紹介をしたり都市生活が豊かになるような情報を発信します。

Apple製品を始めとしたガジェヲタかつ元カメヲタ、陸マイラーで街歩きが好きな丸ノ内サラリーマンです。

今回は、元カメヲタの私が最近再びカメラを欲しくなり購入するまでの話をします。

元カメヲタなのでそれなりに知識やこだわりは持っている私が、どんなカメラをなぜ欲しくなり購入したのか、最近カメラ選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

NIKON Zf 40mm f/2 レンズキット

過去のカメラ遍歴

私は元カメオタでした。

始めたのはおそらく2008年前後、全盛期が2010年前後、最後はスマホのカメラ性能が上がってきた2018年頃までの期間です。

きっかけは、ダカフェ日記というブログで、家族や愛犬との日常の写真を、大口径50mm f1.2レンズで雰囲気満点に切り取った写真がとても素敵で、そのブログに影響され私も家族や愛犬との日常を写真に残したくなったからでした。

普通の書籍サイズの小さな写真集も何冊か発売されています。

今ではインスタをされています。

ダカフェ日記

 

私の被写体も主に家族や愛犬で、子供が小学生〜中学生の頃の運動会や部活動の試合などでは、CANONの白い望遠のLレンズを持ち出したりした時期もありました。

どの程度のカメヲタだったのかというと、購入して使用したことのあるマウントは、

  • Canon EFマウント・Mマウント フルサイズ&APS-C一眼&ミラーレス
  • NIKON Fマウント ・1マウント フルサイズ&APS-C一眼&ミラーレス
  • FUJIFILM Xマウント APS-Cミラーレス
  • PENTAX Kマウント APS-C一眼
  • OLYMPUS マイクロフォーサーズ ミラーレス
  • LUMIX マイクロフォーサーズ ミラーレス
  • SONY Eマウント フルサイズミラーレス
  • SIGMA Lマウント フルサイズミラーレス

と、国内メーカーマウントは全制覇するほど多岐にわたります。

レンズは主に大口径単焦点レンズが中心でしたが、CANON、NIKON、FUJIFILM、OLYMPUSくらいは大三元や小三元と呼ばれるレンズの標準レンズや望遠レンズを揃えたこともありました。

広角レンズはそんなに大三元レンズでは購入しませんでしたが、理由は出目金と呼ばれる、レンズの前玉が大きく出っ張っているモノが多く、破損しそうで嫌でした。

コンデジも色々

これら各メーカーのシステムに加え、RICOH GRシリーズやFUJIFILM X100シリーズ、SONY RX100シリーズの様な、少し大型センサーを搭載した高級コンデジと呼ばれる機種も相当数購入していました。

2024年にも一度、CanonのPowerShot G7X markIIIというコンデジを購入し少しの期間使用しましたが、続きませんでした。その時の過去記事はコチラです。

canalbird.hatenablog.com

この様に、様々なカメラ機材を何度も乗り換え、システム一式を買い直したりした結果、MapCameraの売買取引履歴は200件以上になっていましたw

写真趣味をやめてしまった理由

良いカメラで写真を撮影することはとても楽しく、帰ってから撮影した写真を観ることもまた楽しく、記載を眺めたり触ったりするだけでご飯を何杯でも食べられそうなほど好きだった写真趣味でしたが、いつしかあまり撮影しなくなって、すべて売却してしまいました。

カメラやレンズだけでなく、防湿庫や周辺機材まで全て売却しました。

ちょうど、スマホカメラの写りがGoogle PixelのAI性能進化により飛躍的に向上した頃だったので、毎日持ち歩くスマホで大抵のことは写せる、と思ったためでした。

そして、子どもが大きくなったことや、自分が大きな病気になったこともあって、めっきり重たいカメラを持ち出すモチベーションが下がっていました。

今思えば勿体なかったな、なぜ売却してしまったのだろう、とも思うのですが、もしカメラ趣味を続けていたとしても、一眼レフカメラからミラーレスカメラへの転換期で、同じ様に全ての機材を処分して買い直す事になっていたとも思います。

久しぶりにカメラを購入したくなった理由

そんな私が今回カメラ購入を検討した理由は以下の通りです。

  • スマホカメラがどれだけきれいになっても、フルサイズカメラの写りは別物
  • 特に夜間の室内など条件の厳しい写真はレベルが違う
  • 旅や日常をキレイに残したい
  • ブログの写真もグレードアップするかも
  • (今はお休みしていますが)今後再び愛犬を迎えることもあるかもしれない

今カメラを購入する時の条件

今回購入する条件は

  • フルサイズセンサー搭載
  • レンズ交換式カメラ
  • ミラーレスカメラの現行機種のうちなるべく新しい機種
  • 交換レンズには大口径単焦点があること
  • デザインも重視したい
  • 価格はレンズ込30万円以内としたい

私はこれまでの経験上、古い機種やAPS-Cの入門機種を購入すると、すぐに買い替えたくなるという自分の性格がわかってきましたので、今回は最初からフルサイズの新型機種一択で検討しました。

そのため、デザインや色が大好きだったFUJIFILMのXシリーズはAPS-Cのため今回は最初から対象外としました。

候補機種は3つ

私の条件を踏まえ、今回候補にしたカメラは3種類

  • SONY α7Ⅳボディ+標準単焦点レンズ ツァイス55mm/1.8
  • SONY α7CⅡ ボディ+標準単焦点レンズ ツァイス55mm/1.8
  • NIKON Zf 40mm f/2レンズキット

候補 ① SONY α7Ⅳ

この中では、唯一ジョイスティック型のレバーが付いたソニーα7Ⅳの操作性に惹かれました。

デザインも金属製の軍艦部がありザ・カメラというデザインで元々好きでした。

SONYのEマウントはSIGMAやTAMRONなどサードパーティ製レンズも豊富で、悩みました。

しかし、この機種のネックは2021年に発売された機種ということで、2024年末に購入するには古すぎないか?と疑問に思うことでした。

2025年早々にモデルチェンジの噂もありました。

候補② SONY α7CⅡ

この少し古いという点がネックで、同じSONY αでもより発売が新しくてコンパクトなα7CⅡも検討しました。

ほとんどα7Ⅳに近いスペックで、軽量コンパクト。

発売も2023年ですので安心して購入することが出来る機種です。

しかし、クラシカルなデザインが好きな私は、7CⅡのツルッとしたデザインがどうしても気に入りませんでした。

また、ファインダーの写りが小さく、後々気に入らなくなりα7Ⅳの後継機種が発売されたらすぐに欲しくなることが経験上わかっていました。

今購入するのならばMapCameraのLINE登録者限定セールに加え、メーカーが大型のキャッシュバックキャンペーンを行っていたのでかなりの割引になることも惹かれた理由でした。

しかし、「買いたい理由が値段ならやめておけ、買いたくない理由が値段なら買え」という格言を思い出し、キャッシュバックキャンペーンを理由に機種を決めることはやめました。

そんな経緯で、今回はSONY機種を選びませんでした。

候補③ NIKON Zf

そのため、デザイン的に最も惹かれたニコン Zfを本格的に調べだしました。

久しぶりにカメラのカタログを貰って熟読したり、YouTubeで動画も沢山観て研究しました。

ZfスペシャルコンテンツHP  キャッチコピー「愛しさを形に」

Zf スペシャルコンテンツは情緒的に訴えてきます

その後、Fの歴史を

次にFのデザインへ言及

情緒的価値

その時観た動画でNIKONの開発陣の方が言っていた「機能的価値だけでなく、情緒的価値にこだわった」という話が私に響きました。

そうなのです。

私は、今まで購入し満足した車をはじめ時計など、道具というものにはカタログスペック上の機能的価値だけでなく、その商品を作るに至った思想、こう使って欲しい・こういった価値を提供したい、という情緒的価値を重視する人間だと気づきました。

そういった目でSONYのカタログを眺めてみると、機能的価値の説明に終止し、情緒的価値を訴求する内容は一切ありませんでした。

α7Ⅳスペシャルコンテンツ HPより

α7ⅣスペシャルコンテンツHPはいきなりスペック紹介

今回のカメラ選び結論

結局、情緒的価値が私に響き、デザイン面で一番気に入ったのもNIKON Zfでしたので、今回はNIKON Zfのレンズキットを選びました。

ジョイスティック型レバーが無い操作性も、液晶画面をスクロールしてAFポイントを動かすことで代用できると判断しました。

NIKONの良いところ

また、昔のNIKONカメラはやや人肌が黄色くなりましたが、昨今のNIKONのカメラはホワイトバランスが優秀で、やや色被りするSONYよりも良いと言われていました。

そして、元々ダイナミックレンジはNIKONが最も優秀だと感じていて、明暗差のあるところで撮影しても暗い部分でも階調が残っているイメージがあったことも、安心して選べたポイントです。

同時に購入したオプション達

今回カメラを購入した時期は、NIKONもキャッシュバックキャンペーンをしている最中でZfを購入すれば2万円のキャッシュバックを受けられますが、ちょうど世の中はブラックフライデーセールをしている最中でしたので周辺機材やオプション品もあちらこちらからセール価格で購入できました。

 

順に購入した関連機材をご紹介します。

交換レンズは全て純正NIKKORレンズを、MAPCAMERAさんの中古で購入しました。

新品は今、NIKONがキャッシュバックキャンペーンをやっているのですが、私が購入した下記レンズは28mmを除いて対象外、というものが多かったです。

また、レンズキットになっているレンズは中古品が数多く出回っていますので、中古品もかなりお値打ちに売られています。

そういったレンズは安価に新品同様品が手に入りますので、積極的に中古品を狙うのがおすすめです。

NIKKOR  Z 50mm f/1.4

ダカフェ日記でカメラを始めた私の基本レンズはずっと50mm f/1.4ですので、50mm f/1.4は最初に購入しました。

マップカメラの美品中古です。

室内使用でも雰囲気のある写真が撮れますので、メインレンズとして愛用していきます。

キットレンズの軽量な40mm f/2は、ちょっとした外出時の散歩レンズとして活用します。

NIKKOR Z 28mm f/2.8 SE

キットレンズの40mm f/2と外観がそっくりで、Zfによく似合うオールドデザインの広角版です。

マップカメラの中古良品で購入しました。

こいつは旅行時の基本レンズとして活用する予定です。

NIKKOR Z 24-70mm f/4S

あまりズームレンズを使わない私ですが、使い勝手の良い焦点距離で写りの評判も良いNIKKOR Z 24-120mm f/4Sは欲しかったのです。

しかし、24−120mmは大人気で入手困難、中古も新品とほとんど価格が変わらない程の人気レンズでした。

そこで、とりあえず広角24mmスタートの標準ズームレンズで写りの評判も良い上に、キットレンズだったために中古が手頃な価格で大量に出回っている24-70mmのf/4の方を購入しました。

マップカメラの美品で購入しました。

写真目的での外出時や、物撮りで使用する予定です。

最後にSと付いているNIKONの上位グレードのレンズですので、写りのレベルも非常に高く満足できるズームレンズです。

また繰り出し式レンズですので、とてもコンパクトなレンズです。

純正専用グリップ ZF-GR1

マップカメラで中古レンズを購入した際に付与された10%ポイントを使用して美品中古で購入しました。

グリップにしては高価なため、社外品も考えましたが中古美品が溢れていましたので、ポイントを使用しました。

もう少しグリップ感の強い社外品でも良かったかも、と思っています。

純正バッテリー EN-EL15C

こちらもマップカメラのポイントを半額ほど使用して新品購入しました。

社外品でUSB Type-Cを直接挿し込んで充電できる商品の購入も考えたのですが、万一の事故やトラブルを避けるために、ポイントを活用して純正品を購入しました。

純正バッテリーの方が安心かつ、不要になった際のリセールも良いため多少価格差はありますが、純正の方をオススメします。

純正バッテリーチャージャー MH-25a

私は、カメラにUSBケーブルを挿して充電するスタイルは本体を痛めそうで避けたい人間です。そのため純正のバッテリーチャージャーも購入しました。

純正バッテリーチャージャーにはMH-34という少し充電速度が速くなった新型がありますが、価格が安い旧型の方を選びました。

予備バッテリーがあれば、充電速度にはこだわりませんので、旧型で充分でした。

ネックストラップ

Amazonで着脱便利なアンカーリンクスを採用した格安ストラップ、

  • [Cobby] カメラストラップ 幅35mm (グリーン)

を選びました。

車のシートベルトのような材質で、速射ストラップ型の長さが簡単に変えられるタイプです。

実際に使用してみたら便利で、幅も35mmのタイプを購入しましたので、Zfに40mm f/2程度の重さでしたら、全然重さを感じずに使用できました。

ハンドストラップ

ネックストラップが良かったのでAmazonで同じメーカー製のハンドストラップ、

  • [Cobby] リストストラップ ハンドストラップ (ブラック)

も購入しました。

基本はネックストラップでの運用を考えていますが、ハンドストラップを使用するべきシチュエーションの時に、アンカーリンクスでスムーズに交換できるものを選びました。

レンズ保護フィルター

私は、高価なレンズの前玉保護目的で、レンズ保護フィルターを必ず装着する派です。

今回は久しぶりのカメラ購入ですので、様々なメーカー製のモノをお試しで色々購入しました。

それぞれ違うものを購入し、リーズナブルな商品の中でもどの商品の性能が良いか、試したいと思います。

今回購入したフィルターは下記となります。最後のKenkoだけは楽天のKenkoショップで、ほかは全てAmazonでの購入です。

  • Nikon ニュートラルカラーフィルターNC52mm NC-52
  • 【Amazon.co.jp限定】Kenko 撥水レンズフィルター PRO1D  NEO 62mm 
  • ハクバ HAKUBA レンズフィルター 保護用 SMC-PRO 72mm 
  • Kenko MC プロテクター NEO 52mm 

レンズフード

NIKKOR Z 40mm f/2と28mm f/2.8 は同じフィルター径52mmですが、専用のレンズフードが発売されていません。そこでAmazonで、ねじ込み式かつフードの中でフード側に52mmの保護フィルターを装着できるタイプのフードを購入しました。

Amazonで格安品を購入しましたが、全然問題ありませんでした。

問題ないどころか、デザイン的にも気に入りましたので、2個購入しました。

スピードライト(フラッシュ)

室内で夜間にモノ撮りを行う時のために、フラッシュも購入しました。

使用頻度も低いため、高価な純正品ではなく中華製の

・【正規品 技適マーク付き日本語説明書付】Godox Thinklite TTL TT350N

を購入しました。

各メーカー対応製品をコスパの良い価格で多数販売している大手で、Amazonブラックフライデーのセール対象でしたので、急いではいない周辺機器ですがこのタイミングで購入してしまいました。

電源が単3電池わずか2本ですので、連写には向かないと思いますが、モノ撮りには充分でした。

NIKONの純正のように調光できていますので、安価に購入できて良かったです。

防湿庫

日本の特に都会の鉄筋マンションは温かい代わりに基本多湿ですので、カメラ・レンズは防湿庫に保管したいと考えているタイプです。

今回は、小型の

  • ハクバ写真産業 防湿庫 KED-25 ブラック

をチョイスしました。

昔、大きな3段の防湿庫を購入した際に、防湿庫にまだ入るから大丈夫、と無尽蔵にレンズが増えてしまった経験がありますので、それ以来、歯止めをかけるために最も小さいタイプを購入するようにしています。

この防湿庫を購入するのも二度目ですが、ペルチェ式のもう少し安価な同タイプ商品よりも商品寿命が長いので、こちらの乾燥剤方式を選ぶようにしています。

私のように大型の望遠レンズを購入する予定のない方には充分な大きさです。

カメラクリーニングキット

最後は、カメラレンズの手入れをするためのエアダスター(通称シュポシュポ)やレンズペンというレンズの汚れをキレイにする道具などがセットになったキットが、ブラックフライデーセールで安くなっていたので購入しました。

安価な中華製ですが、充分な水準の良い製品でした。

これで充分です。

 

今回は久しぶりにフルサイズカメラを本格的に再開するまでの過程を記事にさせていただきました。

Zfを使用してのNIKKOR各レンズの写り・使い心地などのレビューは次回以降の記事で書きたいと思います。

長文をお読みいただき、ありがとうございました。